小・中学校で脊柱側わん症の疑いと言われたら必ず受診しましょう

新学年になると小・中学校では脊柱側わん症検診が行われます。 側わん症とは、ここでは小児期にみられる脊柱変形の事について言及しますが、 “背骨が左右に湾曲した状態“を指します。 左右の肩の高さの違い肩甲骨の突出、ウエストラインの非対称、肋骨や腰部の隆起などの変形を生じます。 日本人での発生頻度は1,2%で、特に女子に多くみられます。 腰痛の原因となり、重度の場合は心肺機能に影響します。 特に思春期に悪化することが多く、見た目での背中や腰の出っ張りがほんのわずかでもかなり曲がっていることもあるので注意が必要です。 早期に発見できればコルセットなどの装具療法により側弯症の進行を予防できる可能性があります。 お子様をみて、肩の高さがちがうかな?またはお辞儀をしたときに腰や背中の出っぱりが左右で違うかな?と感じたり、学校検診で「側わん症の疑い」と整形外科受診のお手紙をもらったらできるだけ早く受診しましょう。